蜂の子を食べる?食べられるの?どんな味?

蜂の子とは蜂の幼虫です。これを食べるのは山間部が中心で、昔はタンパク質の確保が難しかった地域です。海がないと魚などの動物性タンパク質の確保が難しい、川魚、イノシシなどの獣は捕獲が難しく絶対数も海の魚と比べると少ない。

 

そのため、動物性タンパク質を昆虫に求めました。長野、岐阜、愛知、静岡、山梨、栃木などで食べる風習が見られます。

 

ただし、現代では動物性タンパクの確保が難しくないので、常食しているケースは少なく、嗜好で食べていることが主です。

 

蜂の子はどんな味なのでしょうか?そしてどうやって調理するのでしょうか?

 


 

さて、本題に入る前に、この記事を書いている私は蜂の子を食べる地域出身です。しょっちゅうではありませんが、時々食べていました。今でも好物です。

 

食べられている蜂の子の種類は?

クロスズメバチが主に食べられています。クロスズメバチは地蜂とも言われ、地中に巣を作るのが特徴です。他には、スズメバチ、アシナガバチなども食用とされます。

 

スズメバチ、アシナガバチの巣は比較的発見しやすいのですが、クロスズメバチは地中に巣を作るために発見は難しく、最近では貴重とされています。

 

調理方法は?

調理方法は地域性がありますが、甘露煮、佃煮、炊き込みご飯が代表的です。

 

また、塩を振って炒めて食べる場合もありますし、素揚げにする地域もあるようです。長野県に土産店には、甘露煮、佃煮の缶詰、瓶詰めが販売されています。

 

気になる味はどうなの?

どんな調理法であっても、ほのかな甘味は感じます。

 

蜂の子の料理ですが、蛹、成虫が混じっている時もあります。これは気にせず食べることができます。蛹は幼虫と似た食感、味ですが、成虫はちょっと違います。

 

幼虫は、とろっとした食感であることが多く、素揚げにするとカリッとした後にとろっとした食感が来て、とろっという食感と一緒に甘味が感じられます。

 

成虫の場合は、ポリポリとした感じです。甘味は感じられず、香ばしさが主です。イナゴも食用昆虫になりますが、イナゴと似た食感です。

 

甘露煮、佃煮にすると、調理過程で加えられた砂糖とはちょっと違う甘味が感じられると思います。また、炊き込みご飯にすると、甘味がお米にも広がるので、御飯全体がふわっとした甘味を帯びます。

 

昔は食べざるを得なかった

海が遠く、タンパク質を確保しにくい地域では、昆虫は貴重な食料でした。長野県では蜂の子以外にも昆虫食が文化として残っています。

 

美味しいから食べるというよりも、食べざるを得ない状況で食べてみたら意外と食べられる、または美味しかったので文化として残ったのでしょう。

 

ある地域では、蜂の子は母乳の出が良くなるとして、出産後の授乳婦に勧める所もあったそうです。

 

ちなみに、蜂蜜を乳児に与えてはいけないということから、蜂の子を食べた授乳婦からの母乳はあぶないのではないかという話がありますが、蜂の子は大丈夫です。

 

蜂蜜にボツリヌス菌が含まれている可能性があり、腸内細菌叢が未発達の乳児に入ることで問題が起きます。蜂の子には蜂蜜は含まれていません。

 

先に書きましたように、私は好きですが、是非食べてみて下さい、という食べものではありません。昆虫を食べるということにはやはり抵抗感があって当然です。しかし、御興味があるのでしたら、一度くらいは食べてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました