ゴキブリは、見かけると不快になる不快害虫と、衛生面で害のある衛生害虫両方の性質を持っています。
ゴキブリ退治のための道具を人間は開発して、いろいろと対策を取っていますが、なかなか完全に駆除はできません。
しかしゴキブリにも苦手な相手がいます。蜘蛛もその中の一つです。蜘蛛の中には、ゴキブリを捕食する種が存在しています。そんな蜘蛛は人間の味方、いったいどんな蜘蛛なのでしょうか?
アシダカグモはゴキブリの強敵

写真の蜘蛛はアシダカグモです。大きさは成体(大人のアシダカグモ)で、10 cmから最大くらいで15 cmあります。かなりの大きさです。
もともとは外来種で、インド周辺が原産と言われています。果実の輸入で一緒に入ってきたという説と、江戸時代にゴキブリ駆除を目的として導入されたという説があります。
この蜘蛛は毒を持っていません。また、かなり臆病で、自分より大きな生き物からは逃げますし、音にも敏感です。巣を作ることなく、自ら動いてエサを探します。
人を積極的に咬んだりすることもなく、人間に対しては不快感を与えるだけで、他には特に害はありません。しかしこの姿、本物を見たらほとんどの人はぎょっとするとします、かなりのインパクトです。
日本全国で見られるわけでなく、確認されているのは福島県、新潟県より南です。つまり、東北、北海道では確認されていません。
ゴキブリ、ハエだけでなく、小さなネズミも捕食します。
このインパクトのある姿、「ゴキブリとアシダカグモ、部屋に出たらどっちがイヤか?」と問われたら、ゴキブリを選ぶ人もいるのではないでしょうか。
小さなゴキブリであれば捕食する蜘蛛
ハエトリグモという小さな蜘蛛は、自分よりも小さなゴキブリであれば捕食します。家屋によくいる蜘蛛として有名です。
サイズは、5 mmから10 mm。1センチにも満たない個体が多く、大きなゴキブリは捕食しません。しかし、成長途中で、自分と同サイズか小さいゴキブリですと捕食します。
この蜘蛛は高い運動能力と視力を備えています。ジャンプするものもおり、その運動能力でゴキブリを捕まえてしまいます。
毒は持っていませんし、アシダカグモと同様に、不快さを与える以外には人間に害は及ぼしません。
巣を作る蜘蛛はアテにならない
クロゴキブリなどは飛翔するので、蜘蛛の巣に引っかかりそうな気はします。
しかし、蜘蛛の巣はゴキブリに対してあまり効果がありません。というのも、ゴキブリは飛翔という行動をそれほど移動の手段にしていないからです。
蜘蛛とゴキブリ、どっちが嫌か
蜘蛛の姿形が苦手という方は多いでしょう。さらにアシダカグモのような大型蜘蛛であれば、ゴキブリの方がまだマシという方もいるでしょう。
とはいえ、ゴキブリは衛生害虫で、人間に直接的な害を与える昆虫です。ここで紹介したアシダカグモとハエトリグモは、見た人を不快にさせるのみの不快害虫なのですが・・・・。
どうなんでしょうね、ハエトリグモならともかく、10 cm以上ある蜘蛛はやはり不気味ですし、人間に害を与えないことがわかっていても、出て行って欲しくなるのはしょうがないことかもしれません。


コメント