虫に刺されて、腫れた跡がシミみたいに色が変わって残ってしまった。焦りますよね、これ治るんでしょうか?
虫刺されで起こる炎症の後にはそういうことが起きやすいんです。治療方法もありますし、効果のある薬もあります。
この記事では虫刺されの跡がなぜできるのか、それに効果のある薬は何かを解説します。
虫刺されの跡はシミではない
虫刺されの跡がシミのようになることを、炎症性色素沈着と言います。炎症から回復する時の体の作用によってできることがあります。これは、シミとは異なる現象です。
炎症から回復する時に、メラノサイトという細胞がメラトニンという物質を出します。これが色素沈着の原因です。炎症による赤みがひくと、茶褐色の跡が残ります。
一般的なシミは徐々に濃くなっていきますが、炎症性色素沈着の場合は、腫れの赤みがひくとそこそこはっきりした茶褐色のシミ状態になる事が多いです。
一般的なシミは自然治癒が難しいのですが、炎症性色素沈着は自然治癒するケースがそこそこあります。ただし、茶褐色なら良いのですが、青みがかかっていると厄介です。
青みがかかっているということは、メラニンが皮膚のかなり深いところに沈着しているということです。この場合は自然治癒は難しいので医師による治療を受けた方が無難です。
炎症性色素沈着に効果のある薬
炎症性色素沈着に効果のある薬に含まれている成分を紹介します。
トラネキサム酸・この成分は、メラノサイトの作用を抑制します。抑制することによってメラニンの分泌を抑えます。
ハイドロキノン・メラニン色素の合成を抑制します。
トレチノイン・角質除去とコラーゲン生成を誘導します。この成分は、細胞をなるべく早く再生させて、色素が沈着している部分を体から引き離すのに有効です。
また、ケミカルピーリングという方法に使われる成分は次の2つです。ケミカルピーリングには通院治療が必要です。
サリチル酸、グリコール酸・どちらも角質を除去し、細胞の再生を誘導します。その結果、色素が沈着している部分は除去され、新しい細胞が作られます。
毎日のケアも重要
薬だけに頼るのではなく、毎日のケアも重要です。炎症性色素沈着は、患部の周辺を清潔にしておき、角質をなるべく早く除去することが重要です。
しかし、激しくこすって摩擦し、刺激を与えることはかえって悪化します。ゴシゴシやらないように注意しましょう。
洗った後は、しっかり保湿し、乾燥しないようにして下さい。
そして、これはシミと同様ですが、患部を紫外線に当てないように注意して下さい。紫外線に当たると、炎症性色素沈着が濃くなっていくリスクがあります。
色素を沈着させないためには早めの治療を
虫に刺されて腫れたら、すぐにかゆみ止め、炎症止めなどを塗って腫れを抑えることは、色素沈着を防ぐ結果になります。
メラノサイトがメラニンを出せば出すほど炎症色素沈着になる可能性が高くなるので、炎症を早めに抑えて、メラノサイトの働きを必要最小限に抑制することは、跡を残さないための有効な治療方法です。


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