虫に刺された時に赤く腫れて熱をもつのはどうして?

 

 

虫に刺されてやってくるのは腫れとかゆみです。そして時には、腫れた場所が熱をもつことがあります。

 

熱をもつと、かゆみだけでなくジンジンとした痛みを伴うことがあり、この段階になるとかゆみ止めを塗ってもあまり効果がありません。

 

熱をもってしまうのはどうしてでしょうか?そしてその対処法は?

 

虫に刺されると起こる反応

虫が人を刺す時の目的は、人の血を吸う、または舐めてエサとする場合と、純粋な攻撃の場合があります。

 

ここでスズメバチの例を挙げましょう。

 

スズメバチに刺されるのは、2度目に刺された時が危険、という話を聞いたことがありませんか?

 

スズメバチに刺されると、毒針から毒が注入されます。人の体はその毒に対しての抗体を作ります。こうして次に同じ毒が入ってきた時に備えるのです。この毒を抗原と呼びます。

 

そして再びその毒(抗原)が体の中に入ってくると、抗体が反応し、抗原抗体反応が起きます。

 

この抗原抗体反応は、体を守るためのものなのですが、時々暴走して、じんましん、呼吸障害、意識混濁などの体に有害な症状を引き起こします。

 

抗原抗体反応は我々の体を守ってくれる防御メカニズムですが、時々我々の体に悪影響を及ぼすこともあります。

 

防御メカニズムには発熱が組み込まれている

我々の体を守るこの防御メカニズムには、発熱することが予め組み込まれています。

 

抗原抗体反応の一部は、ある程度の高熱条件(37℃くらい)の時に最も効率よく反応するという報告があります。

 

つまり、外から入ってきたものを排除するために熱が出ることがあるのです。インフルエンザなどで熱が出てくるのは、それも原因の一つです。

 

虫に刺された場合、蚊などの吸血昆虫であれば血を吸うために、血液が固まりにくくなる物質を人間の体に注入します。

 

この物質に対する防御反応が、赤く腫れたりする症状なのです。抗原抗体反応ですので、熱が出ることがあり、腫れている部分には注入された物質があるので、その周辺が熱をもつのです。

 

熱が全身だと要注意!

しかし、腫れたところが熱をもつのは防御反応のせい、と思い込んでいると大変なケースに発展することもあります。

 

発熱が全身に見られる、つまり体温計で体温を測ると熱があるような状況は危険なサインです。

 

刺した虫がダニの場合、重症熱性血小板減少症候群、日本紅斑熱、ツツガムシ病、ライム病などの可能性が考えられます。

 

これは刺された部分のみでなく全身に発熱が見られた場合です。ですので、体温計で熱があると確認された時には、医師の診察を受けて下さい。

 

腫れた部分だけ熱をもっている場合も、その状態が数日続くようであれば、医師の診察を受けた方が無難です。

 

熱を持ち続けるということは、防御反応がなかなか完了しないことが考えられます。

 

注入された成分は主にタンパク質ですので、注入した分量のみですが、刺された時、または刺された後にそこから細菌などが感染した場合、細菌の増殖によって熱が続いている可能性も考えられます。

 

このケースですと、刺された箇所の発熱が続いた後に、全身性の高熱になる可能性が高いので、すぐに医師の診察を受けましょう。

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