大人が虫に刺された時に腫れがひどくなる時がありますが、子供にも当然ひどい腫れができるときがあります。子供だけにすごく心配になりますよね。
子供の虫刺されの腫れがひどくなる、悪化するのはどういう場合なのでしょうか?気になる原因、対処などを解説します。
子供の虫刺されは翌日に注意
虫に刺された時に腫れるのは、刺された部位で炎症が起きているからです。この炎症は、抗体反応によって起こるもので、虫が注入した異物に対する正常な反応です。
大人の場合、虫に刺された経験がある場合があります。そのため、すでに抗体を持っているケースが多く、抗体がすぐに反応するので腫れはすぐに出て早くおさまるケースがほとんどです。
しかし子供の場合、虫に刺された経験が少ないため、虫の注入する成分に対する抗体を持っていないか、少ない場合がほとんどです。
その場合、体内ではその成分に対して抗体を作り、その後で抗体の反応が起きます。
そのため、腫れなどの症状は大人よりも遅れて出てきます。子供が虫に刺された時に、直後にあまり腫れがなくても、次の日に腫れやかゆみがひどくなることがあります。
そして、まだそういう反応の調節がうまくいかない子供のうちは、腫れが大きくなる傾向があります。
子供がかいてしまうのは危険
腫れと同時にかゆみも広がってくるのですが、このかゆみに対して子供は大人ほど耐性がありません。
そのため、子供は欲求のままにかゆいところをかいてしまいます。かかれると、その部分は刺激されることになり、さらにかゆみが増すことがあります。
そのうちにかゆい部分が広がり、そこをさらにかいてしまうので、腫れがどんどん大きくなっていきます。
また、刺された部分をかいて壊してしまうことで、細菌などが侵入し、さらなる抗体反応、炎症を引き起こすこともあります。
こうなりますと、刺された部分がどんどん腫れて大きくなり、かゆみどころか痛みを感じるようになります。
虫に刺されたところを見たらすぐに対応
子供の虫刺されに気づいたら、すぐに処置をすることが重要です。まずはかゆみを止め、子供がその部分をかいてしまうのを防ぎましょう。
刺された後が非常に小さい場合でも、炎症反応が寝ている間に進行して、かゆみを感じた子供が寝ている間に無意識にかいてしまい、翌朝ひどいことになっているケースもあります。
その場合は程度にもよりますが、さらなるかゆみを防ぐためにかゆみ止めを塗ることが最優先です。
しかし、かきこわしてしまい、最近の侵入も予想できる場合は、医師の診察を受けましょう。
腫れた部分がかなりの熱をもち、子供が痛みを訴えだしたら、かなりひどくなっている可能性が高いです。すぐに医師の診察を受けて下さい。
医師の診察を受けた際に、「このくらいなら大丈夫」と言われたとしても、素人にはなかなか判断できるものではありませんし、その判断をするために医師がいるわけですから、「大げさに騒いでしまった」と思う必要はありません。


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