ゴキブリのフンは、普段あまり見慣れないものです。フン自体もかなり小さく、チリやゴミと見分けがなかなかつきません。
ですが、ゴキブリのフンを見つけたということは、ゴキブリを家屋から駆除するチャンスでもあるのです。
また、ゴキブリのフンは人間にとって危険な存在です。扱う時には注意が必要です。この記事では、ゴキブリのフンについて、見つけた時の対処法、ゴキブリ駆除への応用を解説します。
ゴキブリのフンはどんな形?どんな色?
ゴキブリのフンには、完全に固形のフンと、水が混じったような感じのフンがあります。ゴキブリは排泄口が一つですので、固形の排泄物も液性の排出物も同じ所から出るので、フンと言ってもいくつかのタイプがあるのです。
色は固形ですと黒、液体が混じると、茶色っぽい色になる事が多いようです。液体が混じっている場合は、習字の筆で書いたような感じで、壁などにこびりついています。
そしてゴキブリは食べたものがフンの色に反映します。真っ黒い場合、そのゴキブリは落ち葉などを食べたと思われます。ということは、外から侵入したゴキブリの可能性が高くなります。繁殖する前に早めに駆除しましょう。
ゴキブリのフンは危険がいっぱい
ゴキブリのフンは素手で扱うと非常に危険です。
フンにはサルモネラ菌が付着している事があり、感染すると食中毒のリスクがあります。また、他にも大腸菌、赤痢菌なども付着している可能性もあります。
また、フンの中に仲間を呼び寄せるフェロモンが含まれている場合もあります。放置しておくと、そのフェロモンに引き寄せられて、仲間のゴキブリが集まってきます。
ゴキブリのフンらしきものを見つけたら、素手で触るような事は避けましょう。また、フンがあったところは必ず消毒しましょう。処理した後の手の消毒も忘れずに行って下さい。
フンのある場所はゴキブリ駆除の大きなヒント
ゴキブリは、行動パターンが一定である事が多く、通る道は固定されている場合があります。
ゴキブリのフンがあるという事は、その場所はゴキブリが頻繁に通る道の可能性が高いので、フンを見つけたら駆除の大きなチャンスです。
フンがあった場所、またはその周辺にゴキブリホイホイを仕掛けると、引っかかる確率が高くなります。また、ベイズ剤のような毒エサも高い効果があります。
また、フンが密集している場所はゴキブリの巣、またはその周辺です。複数のゴキブリホイホイ、またはベイズ剤を仕掛ける事によって、駆除効率は一気に上がります。
フンがあった場所には殺虫剤を使わない方がよい
フンがあった場所にゴキブリが近寄れないようにと殺虫剤を撒くのはやめましょう。
ゴキブリはその殺虫剤のせいで近寄らなくなりますが、別の通り道に移動するだけです。家屋内からの駆除にはなりません。
せっかくゴキブリがフンによって通る場所を教えてくれているのですから、そこに近寄らせないよりも、その場所に集まってもらって一網打尽にしましょう。
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