カブトムシを捕まえるために仕掛けるバナナトラップ。でもなかなかカブトムシが捕まらない、失敗続きだけど本当にバナナトラップで捕まえる事ができるのでしょうか?
バナントラップは、バナナをつぶして焼酎、砂糖と混ぜ、ドライイーストを加えて発酵させます。これを木の幹に塗ってカブトムシをおびき寄せます。
しかし、ただ塗ればいいというものではなく、コツがいくつかあります。この記事ではそのコツを解説します。
塗る時間に注意
バナナトラップは塗る時間が重要です。カブトムシのためには、夕暮れ以降が最適です。昼間に塗っても、あまり効果がなく、蛾やハチが大量に集まってきてしまいます。
あまり暗くなると塗る作業がやりにくいので、薄暮時に塗るのが良いかと思います。塗った後、数時間後から翌日早朝、日の出前あたりに行くのがベストです。
トラップを仕掛ける木はどんな木がいい?
バナナトラップを塗るための木は、森や林のどれでも良いというわけではありません。木の種類、場所を選ばないとせっかくのトラップが無駄になります。
まずは木の種類はクヌギ、コナラの広葉樹を選びましょう。針葉樹などではトラップの効果が出ません。そして、樹液が出ていない木を選んで下さい。バナナトラップはやはり天然の樹液には敵いません。また、周囲に樹液が出ている木が少ない場合はベストポジションです。
また、街灯などに虫が集まりますが、トラップは暗いところがよいでしょう。これはエサを食べる時にはカブトムシは無防備になるので、警戒心から暗いところを選ぶのではないでしょうか。
木の場所は、森や林の中ではなく、森や林の入り口に生えている木が適しています。風通しが良い場所に生えている木が最適です。
風通しが良い位置の木ですと、バナナトラップのにおいが森の中に風に乗って入っていき、奥に生息しているカブトムシを、トラップを塗った木におびき寄せてくれます。
バナナトラップの発酵させすぎに注意
また、バナナトラップにドライイーストを入れすぎたり、発酵させる時間が長すぎると逆効果になる事があります。
バナナトラップは、焼酎、ドライイーストなどを加えて2時間くらい経ったら木に塗りましょう。
バナナトラップのまとめ
バナナトラップのコツをまとめます。
まずは発酵させすぎに注意です。ドライイーストを入れすぎないようにしましょう。木に塗る時間帯は日暮れ周辺を狙って下さい。
塗る木は、森、林の入り口、外側にある木を選びましょう。なるべく暗く、風通しが良い場所に生えている木を選んで下さい。
塗る前に、木から樹液がしみ出していないかどうかを確認しましょう。周辺の木に樹液がしみ出していなければ、さらに効果が期待できます。
バナナトラップには、カブトムシだけでなく様々な虫が集まります。バナナトラップのにおいは、スズメバチも大好物なので、トラップにいる可能性があります。
ただし、多くのスズメバチは日が落ちる時間帯には巣に戻り、朝までは巣に滞在します。バナナトラップを夕暮れ以降に仕掛けるのは、カブトムシの行動時間帯が夜間という事と、昼間だとスズメバチが来るという理由があります。
コメント