ノミに刺されて水ぶくれ、これは要注意サインです。場合によっては医師の診断を!

 

 

衛生環境が良くなった日本では、ノミに刺されるということはあまりピンとこないかもしれません。

 

しかし、犬などのペットを室内飼育することが一般的になるにしたがって、ペットのノミがヒトの血を吸う事が増えてきています。

 

ノミに刺されたとき、他の虫に刺された時のように何かのきっかけで水ぶくれになる時があります。実はこれは要注意のサインなのです。

 

ノミに刺されると水ぶくれになる事が多い

ノミに刺された直後に、刺された事に気づく事はなかなかありません。刺されて1日から2日経ってから、かゆみで気づくケースが多く見られます。どうしても気づくのが遅くなり、治療が遅れた事で水ぶくれになるケースが多いようです。

 

水ぶくれがつぶれると、そこが化膿してしまって、治るまでに長い期間を必要とする事があります。

 

もし水ぶくれに気づいたら、つぶしたり、針で穴を開けて中の水を吸い出そうするのはまずはやめておきましょう。すぐに医師の診断を受け、治療してもらうのがベストです。

 

もしつぶれてしまった場合は、傷口をすぐに消毒して下さい。化膿してしまうと、治りが遅くなるばかりか、さらに悪化する可能性があります。

 

子供の水ぶくれは特に注意!

小児の場合、水ぶくれは小児ストロフルスの可能性があります。

 

小児ストロフルスは、虫刺されなどが原因で起こる漿液性丘疹です。漿液とは、細胞や血管から自然にしみ出したり、炎症の時にしみ出してくる液です。これが水ぶくれの中にたまります。

 

特にアレルギー体質の子供によく見られます。かゆみを伴う事が多く、子供ですと我慢しきれずに掻いてしまい、さらに悪化する事があります。

 

そして、かゆみで不眠となり事もありますので、子供の水ぶくれは、まず小児ストロフルスを疑って、すぐにでも医師の診断を受けましょう。

 

ノミを防ぐには

現在では、ヒトノミによる被害は多くありません。犬、ネコなどのイヌノミ、ネコノミによる被害がほとんどです。これらのノミは、体長が最大3 mm程度で、ヒトノミよりも小さめです。

 

室内でペットを飼っている場合は要注意です。犬の散歩で、外からノミを連れ帰ってきてしまったりする事もありますし、室内にずっといるネコでも、家具の隙間にたまっているホコリ周辺にいるノミが付いたりします。

 

こまめな掃除は、ノミによる被害の確率を減らしはしますが、完全に駆除はできません。ペット用のノミ駆除グッズなども併用しましょう。

 

まずはかゆみを防ぐ

ノミに刺されたら放置は良くないのですが、それ以上に掻いてしまうのはもっと危険です。

 

かゆいところを刺激する事によってさらにかゆみが増し、患部がどんどん悪化します。とにかく、かゆみ止めでかゆみを止めましょう。小さなお子さんであればなおさらかゆみを止めてあげて下さい。

 

乳幼児の場合は、かゆければ掻いてしまいます。かゆみを止めて、こまめに経緯を観察しましょう。数日経ってもよくならない場合は、医師の診断を受けましょう。

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