【クワガタムシの種類別値段】種類以外の要素も紹介

最近では子供だけでなく、大人にも昆虫飼育は人気です。昔よりも便利なツールが増え、飼育の難易度が下がった事が大きな原因でしょう。

その中でクワガタムシは、カブトムシと並んで人気のある昆虫です。この記事では、クワガタムシの値段について解説します。

ただ、最近では輸入される海外産のクワガタムシもペットショップでは見られます。この記事では、日本国内で捕獲できる、つまり国産のクワガタムシに限って解説します。

どんな種類のクワガタムシが人気があるのか

クワガタムシの値段を決める要素はいくつかありますが、その中の一つはやはり人気でしょう。人気のあるクワガタムシであれば、買い取り価格、販売価格共に高くなります。

日本に生息するクワガタムシは、亜種も合わせて100種以上です。この中で人気があるのは、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタです。

オオクワガタは国内では最大クラスの大きさを誇り、かつては「黒いダイヤ」と言われ、高値で取引されていました。乱獲のせいか、最近では生息数が減少し、準絶滅危惧種に指定されています。一方で、人工的な繁殖の手法が安定し、ブリーダーによる繁殖が盛んに行われています。

ヒラタクワガタはオオクワガタと近縁で、やはり大型で人気があります。かなり気性が激しく、複数個体を同じ容器で買うとケンカを始めてしまいます。最近では、外国産のクワガタが逃がされ、それらと交配する事によって日本純血種のヒラタクワガタが減少しています。

ノコギリクワガタは闘争本能は強いのですが、それほど力は強くありません。最もポピュラーなクワガタと言ってもよく、人気のある種類です。

ミヤマクワガタのミヤマとは、「深山(ミヤマ)」を意味します。つまり、山深いところに生息するクワガタです。標高の高い山に主に生息し、暑さに弱い種として知られています。飼育する際には、温度管理に注意が必要です。

値段を決める要素

クワガタの値段を決める要素は、人気の他に、大きさ、血統、体つきが挙げられます。

大きさは、やはり大きければ大きいほど値段も上がります。オオクワガタの大型個体は、条件が揃うと非常に高値がつく事があります。また、アゴの大きさも値段を決める要素です。

血統は、まずは純粋国産種であることが重要です。ヒラタクワガタのように外国産との混血が進むと、ますます純国産種の価値が上がります。

また、オオクワガタであれば、能勢YG血統、川西MG血統、久留米血統が高値をつけます。これらの血統は大型化する事が特徴で、小ぶりな個体であってもこの血統をもっていれば、繁殖で大型個体を育てられる可能性があるので人気があります。

体つきについては、「羽がキッチリ閉まる事」「脚に欠けたところがない事」が重要です。羽がキッチリ閉まらないと美しくないため、値段が下がってしまいます。また、脚がかけているのも見栄えがよくないという事で価格が下がります。

具体的にいくらくらいなの?

では具体的にいくらくらいで買う事ができるのでしょうか?これは値段に幅があり、はっきりいくらとは言えません。

おおよそ、2000円くらいから数万円とかなり幅があります。条件が揃うと、10万円を超える場合もあるようです。

傾向としては、オオクワガタ、ヒラタクワガタは比較的高く、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタはオオクワガタらと比べるとやや安い値をつけます。

しかし年、気候によって市場に出回る数は変わるので、それも値段を決める要素です。

逆に買い取り価格ですが、これもオオクワガタ、ヒラタクワガタが比較的高く買い取られます。しかし、大きさ、体つきによっては、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタもそこそこ高い値段で買い取られているようです。

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