アブはどうして人を刺すの?

 

ハエが大きくなったような感じのアブは、蚊や蜂と同じように人を刺します。

 

しかし、アブに刺される頻度は、蚊や蜂と比べると高くないので、なぜアブが人を刺すのか、刺されたらどうすればいいのかについては情報は多くありません。

 


 

この記事は、アブはどうして人を刺すのか、刺されたらどうすればいいのかについて解説します。

 

アブの雌だけが血を吸うために刺す

アブは雌の個体だけが刺すという行動をします。目的は、血を吸うことによって栄養を取り、体内で卵を作り出すためです。

 

昆虫に限らず、産卵する動物の卵は栄養の塊です。しかも、昆虫の場合は1匹の個体が多くの卵を産みますので、雌の体内では大量の卵を作らなければなりません。

 

そのため、アブの雌は動物の血を吸います。その血の養分を使って、卵を体内で大量に作るのです。

 

刺す、というより噛む

“刺す”という言葉を使っていますが、実はアブは蚊や蜂のように刺しませんし、刺すための器官を持っていません。

 

アブは、相手の皮膚を口腔の歯のようなもので咬み切り、出てきた血を吸います。刺す蚊と違って咬み切られるため、アブに刺されたときにはかなり強い痛みを感じます。

 

咬み切られた傷口から血が出てくるとアブはそれを吸いますが、血は止血のために固まる性質を持っています。

 

 

そのため、アブは血が固まらないような成分を傷口に加えます。これがかゆみのもととなる物質です。この仕組みは蚊と同じです。この成分は毒という表現がよく使われるので、ここからは毒、と書きます。


 

写真はアブの頭部の拡大です。頭部から出ている大きな舌のようなもの、これで血を吸います。吸う、というよりも舐めると言った方が正確かもしれません。

 

もし刺されたら

アブに刺されたことに気づいたら、すぐに傷口からアブが注入した毒を押し出しましょう.アブによって噛み切られている傷口ですので、蚊に刺されたときより広く、押し出せば毒は比較的出てきやすくなっています。

 

その後、清潔な水で洗い、薬を塗ります。

 

腫れが大きかったり、痛み、痒みが強いようでしたら、医師の診断を受けることをおすすめします。

 

アブは移動速度が速い

アブは、蜂や蚊と比べて、飛ぶスピードが非常に速く、羽音が聞こえたときにはすでに至近距離まで来ています。

 

刺されることを防ぐには、長袖、長ズボンでなるべく肌を露出しない事が第一です。

 

針で刺すのではなく、咬み切らなければならないため、衣服の上からだとアブは何もできません。

 

牧場など、牛や馬が多いところには、アブが大量にいます。牛が尻尾でアブを追い払っているのを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

そういう所に遊びに行くときは、何らかの対策を取ることをおすすめします。

 

また、蜂に刺された時のようなアナフィラキシーショックも、アブでは見られることがあります。この点も要注意です。刺された時には痛みを感じますので、感じたらすぐに手当てをしましょう。

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