部屋にいる黒い丸い小さな虫はなに?

 

黒くて丸い小さい虫が、部屋の隅に固まっていたり、ちょこちょこと一匹で部屋の中を歩いていたり、この虫は何でしょうか?

 

害虫?それとも越冬のために部屋に入ってきただけ?かなり気になりますよね。これらの虫の中には、大事な財産に害を与える虫もいます。

 

部屋の中で見かける黒くて小さい丸い虫は何なのかを解説します。

 


乾燥した動物質、植物質が黒くて丸くて小さい虫のエサ

黒くて小さくて丸い虫が何なのかは何種類か候補がいます。これらの共通点として、乾燥した動物質、植物質をエサとして好むということです。

 

乾燥した動物質とは、昆虫の標本であったり、毛皮、シルクなどが含まれます。そして乾燥した植物質とは、家屋に使われている木材、本に使われている紙、乾麺、海苔などの乾物が含まれます。

 

つまり、これらを食害するので、我々人間にとっては害虫です。食品害虫、財産害虫に区分されることもありますし、中には衛生害虫の面をもつ虫もいます。

 

シバンムシ

強い顎を持ち、ゴキブリを殺すくらいの殺虫剤でも死なない場合があります。東京都の調査では、全ての家屋に発見されるくらいに生息範囲が広がっている昆虫です。

 

海苔、インスタントラーメンなどの乾燥食品、建造物や家具の木材、本に使われている紙、畳までもエサにします。古い本に被害を与えるのは、主にこの虫と考えられています。

 

駆除は非常に難しく、防虫剤への耐性を持つものが多いので、見つけたらすぐに排除しましょう。

 

ヒメマルカツオブシムシ

ヒメマルカツオブシムシは、動物性の繊維を好んで食べます。動物性の繊維とは、毛皮、シルクなどです。つまり、服に害を与える害虫です。

 

幼虫は植物性のものも食べるので、綿などの服も被害に遭います。洋服全般に対する財産害虫です。

 

ヒョウホンムシ

乾燥していれば、動物質だろうが植物質だろうが構わず食べてしまう害虫です。しかし、殺虫剤で簡単に駆除できます。

 

昔、家屋にネズミが当たり前のようにいた時代は、ネズミの死骸や、駆除のために置かれた毒エサが発生源とされていました。

 

現代では、ペットのエサが最も発生源として危険です。また、乾麺などをその辺に置いておくと、それに誘われて集まってきます。そういった乾燥食品を密閉容器で保存することで防ぐことができます。

 

マダニ

ここまで挙げてきた虫とタイプがちょっと違いますが、マダニである可能性もあります。

 

マダニは非常に危険です。人に直接害を与え、疾患の原因となる病原体も媒介する可能性があります。

 

多くの場合は、マダニによる被害は野外ですが、家屋の中に入ってくる場合もあります。野外で服に付いたマダニがそのまま家まで運ばれるというケースもあります。

 

咬まれた場合はすぐに医師の診察を受けましょう。また、咬んでいる場を発見した時に、うかつに取ろうとすると、頭部だけが皮膚に残ってしまうことがあります。

 

かなり強い力で咬むので、あわてて人の手で取ろうとすると、頭部と胸部がちぎれてしまうのです。

 

頭部が残ると、除去するのがさらに厄介になりますので、すぐに医師の診察を受けて取り除いてもらい、治療を受けましょう。

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