【研究者が教える】虫刺されに効く最強の薬

 

虫刺されの時に使う薬は、目的などによって変わります。含まれている成分、使用する人の年齢や、体質も考えなければいけません。うかつに使うと、思いもよらない副作用に苦しむことがあります。

 

CMでよくやっているから効果があるだろう、一番売れているから効果があるだろう、で選ぶのは危険です。

 

虫に刺された時、自分にとって最強の薬を選ぶためのポイントをここで解説します。

 

薬を選ぶ時のポイント

薬を選ぶ時には、まず、体のどこに塗るのか?使用する人は幼児なのか、大人なのか?そして、非常に大事なポイントですが、ステロイドが入っているのかいないのか、が重要です。

 

ドラッグストアで薬を購入する際は、この3つのポイントを薬剤師に伝えて下さい。ただ、ステロイドが入っているかいないかについては、判断がつきません。

 

ステロイドの有無を考える時には、薬を使う目的を考えなければなりません。それではステロイド入りの薬とステロイドが入っていない薬はどう目的が違うのかを説明しましょう。

 

薬をを使う目的

虫に刺された時に薬を使う目的は大きく分けて2つあります。一つは、痒みを止めること、もう一つは腫れを引かせることです。腫れを引かせる、ということは炎症を抑えることです。

 

虫刺されの薬に含まれている成分で、目的を考えてみましょう。

 

抗ヒスタミン剤、これが主成分の薬は痒みを止めてくれます。しかし、腫れなどを抑える効果はありません。

 

ステロイド、これが入っている薬は、痒みと皮膚の腫れ、炎症を抑えてくれます。そのため、効果が強く、副作用が出やすい薬です。

 

例えば、蚊に刺されたということであれば、痒みさえ抑えれば多くの場合は悪化しません。ですので、よほどのことがない限りはステロイドが入っていないものを使うのがよいでしょう。

 

一方で、刺されたところの炎症がひどかったりした場合は、ステロイド入りの薬が効果的です。

 

ステロイドを使う時には体のどの場所に使うかなどに注意

ステロイドの副作用は出やすい、と書きましたが、必要以上に警戒する必要はありません。適切に使えば、非常に便利な薬です。

 

購入する際は、先にも書きましたが、体のどの部分に使うのか、使う人は何歳なのかを薬剤師に伝えて下さい。

 

体の部分を伝える必要があるのは、ステロイドの吸収率は体の部分で異なるからです。九州がよい部分に高頻度で使うと悪影響が出やすくなります。

 

ステロイド入りの薬と、ステロイドが入っていない薬の違い

薬は、第一類、第二類、第三類に分けられています。市販されているステロイド入りの薬の多くは、第二類です。

 

第二類の薬は、薬剤師、または登録販売者が購入者に対応しなければなりません。さらに、薬の説明をすることが努力義務とされています。

 

ステロイドの入っていない薬、抗ヒスタミン剤は、ほとんどが第三類です。第三類の薬は、薬剤師、または登録販売者が購入者に対応するまでは第二類と同じですが、薬の説明は規定されていません。

 

ステロイド入りの薬が出回ることによって、だいぶ治療が楽になったわけですが、注意しなければならない点もいくつかありますので、念のために購入の際は薬剤師に相談することをおすすめします。

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