一年に何回か蚊に刺されるのに、その度に病院になんて行けない。
確かにそうですね。しかし、蚊に刺された後の体に表れたサインによってはすぐに病院に行った方がいい時もあるんです。
どういう症状が出たら病院に行った方がいいのでしょうか?
この記事では蚊に刺された後の要注意信号について解説します。
幼児が刺されたら刺された場所をこまめにチェック
幼児が蚊に刺された場合は治るまで毎日刺された場所をチェックしましょう。
幼児はかゆければかいてしまいます。かいたことが刺激になってさらにかゆみが増します。そしてまたかいてしまう、これを繰り返すと、結節性痒疹になったり、とびひになってしまう可能性があります。
結節性痒疹は、かゆみが長期間続き、治まっても数日してまたかゆみがぶり返す、そして治るまでに長い期間かかるというやっかいなものです。しかもあとになってしまうこともあります。
とびひは、正式名が伝染性膿痂疹といいます。かいた時にできた傷に連鎖球菌、黄色ブドウ球菌が感染し、かさぶたができます。接触感染で広がるので、幼児がとびひになると家族に感染するケースが見られます。
幼児が刺されたら、刺されたところを毎日チェックし、腫れが引かなかったらすぐに病院に行きましょう。
また、蚊に刺されると腫れが大きくなる幼児は、予め病院に行ってその旨を伝えると、蚊に刺された時に塗る薬を処方してくれます。
腫れとかゆみを抑える薬で、医師の処方箋がないと買えませんが、かなりの効果があります。結節性痒疹、とびひは、かかなければ防ぐことができます。
蚊が媒介する病気がある
マラリアが蚊を媒介して感染するということを御存じの方は多いと思います。アフリカなどの地域だけ、と思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、実は昔日本でもマラリアはあったのです。
1950年代から1960年代に撲滅され、今では海外から帰国した人が発症する例しか見られません。
マラリアのように蚊が媒介する病気は他にもあります。現在の日本でも発症例がある疾患があります。
まずは日本脳炎です。ブタから蚊を介して人に感染しますが、人から人への感染はしません。日本では、日本脳炎ワクチンの接種が行われていますが、時間が経つと効果が減っていきます。発症した場合、致死率(死亡する患者の割合)が約30%、死に至らなくても、脳に重い障害を残すことが多い疾患です。
デング熱は蚊を介して人から人へうつる疾患です。熱帯病と考えられていますが、日本では2014年に70年ぶりに国内感染が確認されました。なにかきっかけがあれば、日本でも流行する可能性があります。
実際に、戦争が終わった直後に南方の戦場からデング熱にかかった人が帰還した時にウイルスが持ち込まれ、西日本で流行して約20万人が感染しました。
日本脳炎とデング熱は、発症したらかなり重くなる疾患です。もし蚊に刺されて、発熱する、はしかのような湿疹、関節痛、筋肉痛を感じたら、病院に行くことをおすすめします。
症状が重くなる疾患とはいえ、初期段階で対応すれば、リスクを減らすことができます。


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