ゴキブリホイホイは効果がある?逆効果?長所と短所を解説します。

 

この記事には、ゴキブリのイラストはありますが、写真はありません。ご安心下さい。

 


ゴキブリ退治のツールで殺虫剤と並んで有名なのがゴキブリホイホイです。ゴキブリをおびき寄せて粘着シートで捕まえるあの家型の罠です。

 

このゴキブリホイホイ、効果の有無についていろいろと情報があります。この記事では、ゴキブリホイホイの長所と短所について解説します。

 

ゴキブリホイホイの長所

ゴキブリが誘い出されるにおいを使ってホイホイの中に誘い込み、粘着シートで捕まえます。ホイホイは家の形をしており、屋根が付いていますので、ゴキブリを見なくて済むという長所があります。

 

隙間からチラッとそれらしき物が見えることがありますが、全身を見てしまうよりはだいぶマシです。

 

置くだけでよい、ということも長所です。ゴキブリが通りそうなところに置くだけで済みますし、複数のホイホイを使えば捕獲数も上がります。

 

さらに、殺虫剤成分が使われていません。殺虫剤ですと、ゴキブリ以外、キッチンであれば食器などにかかってしまうことがあります。

 

殺虫剤は人間にとっても良くない成分が含まれていますが、ホイホイはゴキブリ以外に被害が出ません。

 

ゴキブリホイホイの短所と有効的な使い方

とはいえ、ゴキブリホイホイには短所もあります。

 

ホイホイには殺虫成分が含まれていないと先に書きましたが、捕獲されたゴキブリは生きたままの場合が圧倒的に多いのです。

 

ゴキブリの生命力は想像を絶するものがあり、ホイホイに捕まっても1日くらいでは死にません。

 

ですので、粘着シートの粘着力が弱っていれば、体を引きはがして脱走します。粘着シートは1ヶ月くらいで粘着力が落ちてきます。ホイホイを仕掛けたら置きっぱなしにせずに、こまめに回収、交換をしましょう。

 

こまめな交換が重要なのは、ゴキブリを増やさない為にも重要です。

 

何種類かの昆虫のメスは、自らが危機的な環境に置かれると、卵を産んで次世代を残そうとします。ゴキブリもそうである可能性が高いのです。

 

ホイホイに捕まったメスが危機を感じて卵を産んだと仮定しましょう。その卵から孵った幼虫が粘着シートに捕まらなければ、結果的に1匹のゴキブリを捕まえて10匹以上のゴキブリを増やす結果になってしまいます。

 

ゴキブリの卵は産卵されてから、35〜40日で孵化すると言われています。ですので、1ヶ月以上のホイホイ放置は逆に増やしてしまうリスクがあります。

 

また、ゴキブリは意外と学習能力があり、仲間が捕獲されるような物があると、このあたりは危険であることを学習するようです。

 

置き場所を変えるのが効果的ですが、複数のホイホイ設置でゴキブリの行動範囲を封鎖するのも一つの手段です。

 

ゴキブリホイホイに対する誤解

ゴキブリホイホイはゴキブリを誘い込む物質を使っているので、家の外のゴキブリも呼んでしまうという話があります。

ゴキブリを誘い込む物質、誘引剤と呼ばれるものの効果は、半径数メートルです。外のゴキブリを誘い込むには、よほど家と外の境界に近いところに置き、かつ家ギリギリまで外のゴキブリが近づいてこないと誘い込まれません。

 

外のゴキブリを誘い込む心配はしなくても大丈夫です。

 

ただ、誘引剤の効果がそんなに強くないので、置くときには効果的にゴキブリの通路に置かないと、なかなか捕獲されません。

 

まとめ

ゴキブリの駆除はなかなか難しいのですが、ゴキブリホイホイを使いながら、キッチンの周りなどに食べかすなどのエサとなるような物をちらかさない、こまめに掃除する。部屋にほこりをためずに、ここもこまめに掃除する、などで駆除できます。

 

こまめな掃除をして、十分清潔な部屋にホイホイを数カ所に仕掛け、2〜3週間経ってもゴキブリが捕獲されないのであれば、ほぼ駆除できたと考えてよいでしょう。

 

しかし、ゴキブリは隙間から家の中に侵入します。ゴキブリがいなくなっても、エサになるようなものは散らかさずにこまめに掃除を続けることが重要です。

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