カブトムシの幼虫は共食いする?数が減るのはどうして?

 

ネット上では、「カブトムシ 幼虫 共食い」で検索すると、共食いの防止などの情報が掲載されたサイトが出てきます。

 

夏休みにカブトムシを飼ったりする御家庭は多いでしょう。そうなりますと、幼虫の共食いは気になる情報です。

 

この記事では「カブトムシの幼虫の共食い」について解説します。

 


 

カブトムシの幼虫は共食いするの?

まず、共食いの定義ですが、「ある生物個体が、同じ種類の生物個体を食べること」です。つまり、同じ種類の個体を「エサにする」ということです。

 

それではカブトムシの幼虫が、他の個体をエサにすることがあるのか?ですが、カブトムシの幼虫は、微生物が木や葉を分解することによって作られる腐植土を好みます。

 

飼育している時に、この腐植土が足りなくなると、共食いをする、と言われています。しかし、共食いをしている状況が目撃されたわけではありません。それでは、どうして共食いをすると言われるようになったのでしょうか?

 

カブトムシの幼虫が消えた

カブトムシの幼虫を飼育していた時に、例えば10匹飼っていたはずなのに3匹になった。そして幼虫の死骸が見当たらない、ということが根拠のようです。

 

死骸が見つからないということであれば、共食いなのでは?という理屈はわかります。が、本当に死骸がなかったのでしょうか?

 

カブトムシの幼虫は、死ぬと急速に縮小し、白かった体は焦げ茶色に近くなります。昆虫は開放血管系で、皮膚の下にはすぐに体液(血液)が満たされています。

 

つまり、皮膚が破れると簡単に体液が流れ出してしまう構造なのです。血液が固まるように、体液を固めて流出を止めるメカニズムはありますが、傷が大きいとどうしようもありません。我々のような閉鎖血管系を持つ生物と比べると、そういう傷による被害は大きくなる傾向にあります。

 

体液が流れ出してしまうと、すぐに死んでしまいます。そして体液でパンパンだった体は、ベシャンコになります。そして色が土と似た色に変わります。

 

というわけで、幼虫の死骸がなかったのではなく、死骸が見つけられなかった可能性もあるということです。

 

幼虫同士は接触を防ぐ

カブトムシの幼虫が育つためには、大量の腐植土が必要です。幼虫の密度が高いと、エサがすぐに不足してしまいます。ですので、幼虫は顎をこすり合わせて音を発し、他の幼虫との接触を避けようとします。

 

しかし、飼育水槽などの限られたスペースでは、幼虫同士の距離が取れません。そのため、何らかの接触などにより、傷つく幼虫が出てしまい、その結果その幼虫が死んで個体数が減った可能性もあります。

 

スペースを十分に与えることが大事

ある程度大きくなるまでは共食いをし、大きくなると共食いをしない、という情報もあります。

 

しかし、共食いしているところが目撃された報告がない現状では、「共食いをする」とは言い切れません。

 

ただ、飼育上、カブトムシの幼虫には、広すぎるくらいのスペースと、多すぎるくらいの腐植土が必要であるということがこれらからわかります。

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